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ホラー怪奇系【6人女の祟り・宗像氏】シオ的武家家伝

え~お盆も終わりましたが、まだまだ暑いので納涼感をお届けします~爆
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筑前・宗像氏は宗像神社の(辺津宮・中津宮・沖津宮の三宮からなる)大宮司の家系でして、
源平の争乱期に武士化し、平家の家人として勢力を拡大した。

源頼朝が旗揚げすると源氏側になり、宗像神社が鎌倉幕府の「関東御祈祷所」となった事で権威age~

蒙古襲来で九州に「鎮西探題」が設置されると、北条執権の支配体制に組み込まれた。

後醍醐天皇が鎌倉幕府に対し挙兵した時点では北条側だったけど、
南北朝の争乱に入ると足利尊氏に味方した。

北九州が大内VS少弐のガチになると大内側で、
大友氏が台頭してきても基本は大内側で山口に出仕していた。

ただ大宮司の地位を巡ってお家騒動が何度かあった為、宗像を出て大内の敵側になった庶流もいます。

概ね世渡り上手だった宗像家の、滅亡を招いた御家騒動が起きたのが76代目正氏の時。

                    


76代目正氏の正室は山田局~二人の間には娘・菊姫しかいなかった


当主の跡継ぎを巡って、弟である77代目氏続と揉めた為、宗像家は大内義隆に裁定を求めた。

結果、76代目正氏の娘・菊姫と77代目氏続の息子・氏男(または氏雄)が、
「従兄妹同士で結婚し相続する」という無難な話でまとまった。

これで落ち着くはずだったのに「歴史的大事件&宗像家的大事件」が起きる。

歴史的大事件⇒⇒1551年9月1日「大寧寺の変」で陶晴賢に大内義隆が討たれる

宗像的大事件⇒⇒菊姫の夫・78代目氏男が大内義隆に殉じて討ち死する



二人の間には千代松丸(78代目氏男の弟説も有)という嫡男がいたので、彼を当主にしようとした所へ陶が介入~( ゚д゚)ンマッ!!

なんと、死んだ時期に諸説ある76代目正氏に【隠し子と隠妻】がいたというのだ!~ぇえ!(゚ロ゚屮)屮

隠し妻・・・側室として公認されていない彼女は、昭和っぽく言うなら二号で、名前は照葉。

照葉は陶晴賢の妹だと言われているが、よく判らない。とにかく陶家の血縁だったと言われている。

ガ━━━(゚ロ゚;)━━ン!! と驚いたのは76代目正妻の山田局だ!

しかも隠し子は鍋寿丸と色姫と、二人もいると云うではないか ガガ━━━(゚ロ゚;)━━ンン!!

たちまち宗像家は「千代松丸派」と「鍋寿丸派」に分かれ御家騒動となってしまった。

1552年2月~鍋寿丸(隠し子)が陶のバックアップで家督を継ぐ (=^・ω・^=)v ブイ←二号・照葉

陶軍がやってきて反対派の家臣を皆殺し、もちろん千代松丸も殺された。

哀れ山田局&未亡人となった娘・菊姫(千代松丸の生母)は、宗像氏の居城・白山城を追い出され、
城から少し離れた小さな屋敷で侍女4人と供に寂しく暮らすことになった。

                    


一方、76代目の隠し妻で二号で愛人だった照葉は気が気でなかった。

76代目の正妻だった山田局が大嫌いというのもあるが、山田局の娘である78代目の未亡人・菊姫様は春秋に富む身で十分に若い。

宗像家の家督を狙う者が、菊姫を担ぎ出し利用しないとも限らない。

照葉は我が子の安泰のため「後顧の憂いを断つ」決断をした(`・ω・´)キリッ

1552年3月23日~山田局、菊姫、侍女4人が惨殺された(山田事件)

侍女4人は主を守ろうと健気に刀を取って戦ったが、抵抗の甲斐無く照葉の放った刺客たちに全員が殺される。

6人の死体は人知れず掘られた穴に、ドサっと無造作に埋められた。

照葉は家臣に固く口止めし、無論まだ幼い子供たちには一切何も知らせなかった。

それから数年たって、照葉は娘・色姫と双六をして遊んでいたら、突然に色姫の様子が変わった。

「我は山田局なるぞ!我ばかりか娘・菊姫まで殺したのは許せぬ!我が怨みを受けよ!」


色姫は叫ぶやいなや、いきなり母親・照葉の喉笛に噛み付いた!

あたりは吹き出た鮮血が飛び散る凄惨な状態となる。

怨霊に憑依された色姫は子供なのに凄い怪力で、家臣が数人がかりで何とか照葉から引き離した。

照葉は一命を取り留めたものの、二度と自力では起き上がることの出来ない身体となってしまう。




驚いたのは初めて山田事件を知った鍋寿丸改め、79代目氏貞だ。

大宮司職を継いだものの心霊パワーがあるわけじゃない。

妹・色姫に憑いた怨霊を払うため、比叡山から名僧~プロのエクソシストを呼ぶ。

事情を聞いた名僧「そ・・それほどの怨みでは調伏は不可能です!大甕を3つ用意して下さい!そこに怨霊を封印します」

名僧が祈りが始ると、たちまち空に黒雲が出始め凄まじい雷が何個も落ちる。

そして雷の一つが名僧を直撃!彼は焼死した。

死んだ名僧の祈祷で色姫は怨霊が離れて正気に戻ったのだが、封印そのものには失敗してしまったらしい( ̄ω ̄A;アセアセ

その後の宗像領では飢饉や天変地異が相次いだので、山田事件で死んだ6人を鎮めるために山田地蔵堂が建てられた。

だが荒れ狂う怨霊は地蔵堂の作業を手伝った山伏30人を呪い、彼らは盗賊に襲われ全員死亡する。

さらに79代目氏貞は嫡男が幼くして死亡、氏貞も風邪が万病重症化で41歳という働き盛りで死亡し宗像氏は滅亡した。

宗像氏は女系(氏貞の娘)が残っているのだが、子孫は今でも呪いを受けて男子が若死にすると伝えられている。

一方、怨霊が取り憑かれた過去を持つ色姫だが、彼女は家中でさえ結婚相手を見つけることが出来ず婚期を逃した。。。ショボーン..._φ(・ω・` )

もしかしたら神女として宗像神社に仕えていたかもしれない(霊感強そうだし)

そんな色姫の遅い結婚が宗像氏の衰退に拍車をかけるのだが、それは・またの話 by^-^sio

色姫様は、これから始まる秋月編の中で再登場します(^ -)---☆Wink

(-人-)☆彡オネガイ:ホラー系・怪奇系記事のトラックバックは固く遠慮します(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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