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相良家文書520_足利義昭御内書〔甲賀和田退去〕

御内書(私文書)将軍の手紙外交が炸裂してますが、それが超ムカつくんでサクっと読み下します
緑文字=翻刻版本文
青文字=読み下し
赤文字=意訳

(折封ウハ(上)書)切紙、折封(斐紙)、包紙(近代のものヵ)
          「相良修理大夫とのへ」
就今度京都不慮之儀、至甲賀和田取退候、
今度の京都不慮の儀に就いて、取退(とりのき)甲賀和田へ至り候、
京都不慮(永禄の変=足利義輝が殺された)ことで、(六角らの看視下を)脱出して甲賀和田へ入りました。
(※矢島館・守山市矢島町に入ったのが10月21日)

就其、近國出勢之段申付、無異儀候間、急度可令入洛覚悟候、
其れに就き、近国出勢申し付けの段、異議無く候間、急度(屹度)入洛(じゅらく)令(せ)しむ可(べ)く覚悟候
それについて、近国へ出兵を申し付けの話、異議はないでしょうから、その間に必ず京都へ入る覚悟です(`・ω・´)キリッ
(援兵出せって事?( ゚д゚)ンマッ!!)

此度被抽忠功者、可爲感悦候、併頼入候、
此の度の抽(ぬき)んでる忠功は、感悦(かんえつ)爲(な)す可(べ)く候、併せて頼み入り候
今回の抽(ぬき)んでる忠義が感動で嬉しいものになるよう、(-人-)☆彡オネガイします。
(まだ返事する前から期待されても・・・・^^;)

爲其差下上野大蔵入道候、猶(細川)藤孝可申候也
其れを爲す上野大蔵入道を差し下し候、猶(なお)(細川)藤孝へ申し可(べ)く候也
其の為に御供衆の上野大蔵入道を行かせます。なお細川藤孝へも伝えます。
(この御内書届けに御供衆が球磨に来ちゃったよ!Σ(´Д`;) はぅ)

(永禄八年)←年欠書状ですが内容上、疑いようのない年度推定^^
        十月廿八日     (足利義昭)(花押)
                 相良修理大夫とのへ

宛名は日付よりした、敬称も「との」で平仮名って、この軽い扱いはどういうこと!?
お願いする立場で上から目線!!
内容だって援兵に異論ないだろうという決めつけ!
恐々謹言とか書き止め文言もない、言いっぱなしの命令口調!

まだ正式に還俗もしてない、無位無官の自称将軍が調子こくんじゃねぇ!!(# ゚Д゚)・;'.
と言ってるのはシオで、別に相良義陽が そう言ったわけじゃないので誤解なきように~オホホホー

義昭の性格が見えるようで、他人事ながらムカムカしますわぁ~~(・A・)イクナイ!!
まぁ、(頼み方が失礼なだけで)次期将軍候補に頼られること自体は、相良家にとって悪い気分じゃないので、書状は大事に保管してたみたいです。
この調子でアチコチに書状出してたんだろうか・・・^^;
はっきり言って応援する気が萎える・・・^^;

永禄八年の義陽は豊福城攻略で、しばらく人吉を離れてたんです。
攻略に成功して人吉に戻ってヤレヤレと思ったら、想定外の客が来たわけで・・・^^;
まぁ、はるばる下向した(らしい)御供衆へストレートに拒否したら角が立つから、なにがしか進物(しんもつ=金品など)贈って適当にお引き取り頂いたんじゃないかしらん~

それにしても自分は未だ無位無官なのに、修理大夫の義陽に対してハナから上から目線なのには驚いたわぁ^^;
思いっきりキャラが立ってるのが面白いっちゃ面白いけど・・・(´・д・`)・・・疲れる人ですわ(爆
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: 朧豆腐さま

こんばんは~

> う~む……実際残っとる手紙から浮かぶ人物像は前者に近いんですかの~(爆

キャラが立ってますよね^^;

> まだ将軍任官前だからその後に辛酸なめて外交の腕を磨いた可能性も否定できぬかもしれませぬが

鞆時代も似たノリの手紙だそうで、性格は変われなかったのかも^^b

> ではでは~

ではでは~いつもありがあとうございます^-^

No title

「身の程わきまえずに信長と敵対して負けた自業自得の無能将軍」から「非力なりに信長包囲網など卓越した外交手腕を発揮して権威を復興させようとした優秀な将軍」まで評価もさまざまな将軍義昭ですけど

う~む……実際残っとる手紙から浮かぶ人物像は前者に近いんですかの~(爆

まだ将軍任官前だからその後に辛酸なめて外交の腕を磨いた可能性も否定できぬかもしれませぬが

ではでは~
プロフィール

時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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