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中編_河川から見た水ケ江城

水ヶ江城、村中城、与賀城。
この三城に最も近い河川は八田江川です。

基本として佐賀県の河川は、有明海の満干潮によって逆流現象があり、周囲は浸水被害が必ず起きます。
むろん現在では河川工事によって改善されてます^^b

河川工事前の八田江川の逆流現象による浸水被害は、八田橋まで及んでいたそうです。
水ヶ江城・本館があった乾亨院(佐賀市中の館町7-11)から6~800mほどしか離れてません。
ちなみに乾亨院も剛忠(家兼)所縁の開基^^/

戦国時代の海岸線は今より内陸に引っ込んでるので、浸水被害も八田橋より更に北に及んでた可能性があります。
とうぜん周囲には逆流現象対策として、逃げ水用のクリークがあったはずです。
江戸期以前なら未だ人工的なものでなく、元からあった自然クリークを利用してたんじゃないでしょうか。

「満干潮時による浸水被害が必ずある土地」そこは地盤が軟らかく宅地に不向きな泥土です。
干拓が進んだ江戸期においても八田江川流域では、泥土を取り除く作業が定期的にありました。
従って八田江川から一定の距離を置かないと築城が困難だったんです。

もう一つ大事なのは与賀神社(与賀庄鎮守宮)の存在です。
与賀神社2

まず前提として理屈抜きで「城と神社」は、建築物としてSETと考えて下さい。
賃貸物件で言うなら、風呂はなくとも居間とキッチンが必ずあるようなもので、切り離せません。
大きな城になると城内に神社があるくらいなんです^-^
城の側に神社があるんじゃない。神社の側に城があるんだ。(by踊るアレ風)って感じで^^
与賀神社のように権威ある神社があれば、その神社近くに城や館が集中します。

更に一つ。
浸水被害があるのを判ってて、ギリ傍に築城する理由。
実は八田江川の八田橋付近に「津=港」があったそうなんです( ゚д゚)ンマッ!!

現在、地名として残ってないため気づかなかったです。
起点(河川港・河口港)近くには城がある~~というシオ持論にも合致します(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
龍造寺は自前の船があったんじゃないか~というシオ推論の傍証にもなります(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

1478年~1482年にかけて、少弐氏を一時的再興した少弐政資が、河川港・今宿と河口港・今津、相応津を開港します。
今津と相応津は本庄江川の河口(戦国当時)港です。
今宿が佐賀江川と八田江川の分岐点にあり、八田江川の八田橋より数百メートル上流になります。

二つの河川の分岐点たる土地は、河川港としては最高の立地。
では今宿が出来たら、龍造寺は物資流通ライフラインは今宿に依存したのでしょうか?
それは有り得ない!
少弐支配下の今宿に物資流通を依存したら、龍造寺は少弐に逆らえない。
龍造寺が自立した勢力になるためには、自前の津(ライフライン)が絶対に必要です。
ましてや八田江川流域は鍋島様本貫地付近でもあるんです。何も残ってないはずない。

八田橋付近の津・・・津・・・地名が変化した?どうやって探す?
今宿じゃない・・・宿・・・・・・宿場町!( ゚д゚)ハッ
廃れたんじゃなく江戸期も繁華なら宿場町になってるはず。
八田「津」じゃない!八田「宿」でアレコレ検索・・・・・キタァ━━━━ヽ(´ω` *)ノ━━━━ッ★
「さがの文化・お宝帳」より「八田宿~(佐嘉)城下より犬井道・早津江へ行く街道に面して(以下略」
やっぱり江戸期もライフラインとして機能してる。八田橋まで貨物船が来て物資を陸揚げしてました。
街道に面してた土地が八田宿として栄えたんです。

あ~~ダメだ!平成現代の犬井道は、戦国時代だと有明海にザブンil||li _| ̄|○ il||l
地名じゃ辿れない~~~~建築物!
最低でも江戸初期からあって、大事にされてて、簡単に引っ越ししない・・・神社だ!

八田宿にあった神社・・・・八坂神社・・ダメ!名称がメジャーすぎて大量HITする。
こっち!粟嶋(あわじま)神社・・・佐賀市北川副町大字新郷・・・キタァ━━━━ヽ(´ω` *)ノ━━━━ッ★
ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ~八田橋とも400m弱しか離れてない。ここだ!

北川副町大字新郷周辺が、江戸時代の八田宿にして、戦国初期龍造寺の台頭を支えた津(港)ライフラインではないか・・・
というのがシオ推測なのだが、それは・またの話 by^-^sio
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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