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【地名に纏わるエトセトラ】江上・八院合戦編11栞94

現在、立花軍大将の小野鎮幸が重傷ですが、ちょっと地名に関するアレコレ挟みたいと思います^^
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戦場になった江上は、大蔵系氏族の一つ、江上氏が治めていた土地でした。

江上氏は中国地方の王者・大内氏のライバル、少弐氏に仕えていました。

その少弐氏が肥前・竜造寺家に滅ぼされ、江上氏も敗れて降伏。

竜造寺隆信の息子に家督を譲ることで、家名存続を許された(早い話、乗っ取られた(;;)

その後、竜造寺VS島津の激突「沖田畷の戦い」に江上衆も出陣。

竜造寺軍が島津軍に大敗北し、江上衆も玉砕してしまいますil||li _| ̄|○ il||l

佐賀・治水の神様・成富茂安ですが、実は江上氏庶流なんです。

江上嫡流・一族は滅びたのですが、成冨の系統が残りました^-^
**********ちょっと司馬遼太郎風に解説*********************

八院・・・九州には●●院といった具合に院とつく地名が多い。

戦国より遥か昔、献上米を収める垣の中に囲まれた倉庫を「院」と呼んでいた。

たとえば真幸院なら、真幸にある倉庫(院)という意味で、いつしかそのまま地名になった。

八院の場合そのようではなく、奈良時代に八院という名の公家が下向した事に由来する。

時代が下り武家が力を持つようになると、時の地頭が租税を怠るようになった。

訴訟となり、八院は浄土寺と地頭とが分割統治することになり、上八院と下八院に分かれ、更に中八院へと分れたらしい。

だがその後も地頭の横暴は収まらず、国人領主・西牟田氏へ討伐の命が下り鎮圧された。

鍋島軍が落とした城島城は、元は西牟田氏の城であった。

天正14年の島津軍北上で城島城は落城、西牟田氏は没落し、その後はハキとしない。

いずれにせよ「院」という言葉には「豊かな穀倉地帯」という響きがあり、八院もまた物成りの豊かな土地であった。

********************************************


立花家紋

さて立花家の家臣、十時(ととき)一族の一人に、十時惟久(ととき これひさ)という少年がいた。

まだ16歳の少年だったが、戦国時代なら立派な成人男子、合戦に出陣することとなった。

惟久少年は、一匹の黒猫を、たいそう可愛がって飼っていた(ネコの年齢・性別は不明)。

だが今回の戦は、鍋島は32000の大軍、対する立花軍は3000と、立花に勝ち目は無く、

生きて帰ることは出来ないだろう・・・と惟久少年は決意した(`・ω・´)キリッ。


惟久少年「さようなら。。。お前は元気で長生きしておくれ。。。」

可愛がっていた黒猫に最期の別れを告げると、泣く泣く裏山の竹藪に捨てたのだった。

1600年10月20日、江上・八院で両軍が激突した。

出陣した惟久少年も奮戦したが、橋の上に差し掛かったところを銃で狙い撃たれ落馬し、鍋島兵に討たれた。

まだ若いが、惟久少年は武勇優れた十時一族の一人として、郎党を率いた騎馬武者だった(今風に言うと「将校」ね^^b)

鍋島兵は兜首を自分の手柄にしようと、惟久少年の首を切り落とし持ち去ろうとした。


「フゥーーーーー!!」

すると突然、どこからともなく一匹の黒猫が現れ、鍋島兵の喉笛を噛み切り、惟久少年の首が入った布袋を加えると、駆け出した。

「ダダァーーン」

慌てた他の鍋島兵が、黒猫を狙撃。

撃たれた黒猫は橋の上から川に落水。

鍋島兵が探したが、黒猫も惟久少年も見つからず、手柄を諦めることとなった。



戦が終わり、村人たちが戦死者を供養しようと川岸に訪れると、そこには惟久少年の遺体と、無数の銃弾に撃たれた黒猫の遺骸が・・・。

その傍らには、黒猫が命と引き換えに守った惟久少年の首があったそうだ。

佐賀県三養基郡みやき町(合併で旧名は三根町)に伝わる伝説で、惟久少年が命を落とした橋は「猫橋」と呼ばれ、橋の名は現在も残っている。

十時惟久少年の供養塔は大木町にあります。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/11/Koteczekdzika.JPG/300px-Koteczekdzika.JPG
(ウィキペディアより黒猫画像)

それにしても・・・鍋島家・・やっぱ基本、ネコと相性が悪いんじゃ・,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!

さて、大軍の鍋島に包囲され壊滅寸前の立花軍~~それは・またの話 by^-^sio
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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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