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龍造寺家兼_31【二転三転、総領の座】

龍造寺早わかり系図
(○内の数字は当主としてのカウント、---は親子、~~は兄弟)

長男・胤家⑭----盛家(養子)
長女・内田左京亮妻
次男・家和⑮----胤和⑯~~~胤久⑰
三男・出家
四男・早逝か?
五男・家兼-----家純~~~~家門
六男・出家
※高名な慶誾尼は胤和⑯の娘です^-^

家兼の長兄・胤家は北肥戦誌では家督を継いでいないことになっています。

が14代目としてカウントしているサイトもあり、そこは判然としていません。

このややこしさは肥前千葉氏が衰退し、西と東に別れた事も要因の一つです。

サイトによって千葉氏は西も東もゴチャ混ぜに扱っており、それが龍造寺家を理解しづらくしています。

長男・胤家は大内からの圧迫が強くなる中で、
少弐サイドの西千葉氏に肩入れしすぎて、当主(or嫡子)の座を追われ肥前を出奔しました。

数年後に胤家が戻った時には、当主は次男・家和が継いでいました。

シオは、この当主(or嫡子)交代劇に、家兼も一枚噛んでると睨んでます。

源平合戦とか、南北朝の争乱とか、関ヶ原とかとか、大事件や大政変が起きたならいざ知らず、
平常運転時に当主交代劇が起きたんです。

嫡子を差し置いて(追い出して?)次男が当主になるには、
一族総意を纏める音頭取りが必要で、分家・水ヶ江当主である家兼が、その役目を果たしたのではないでしょうか。

宗家である村中龍造寺の実権は家兼が握り、当主は全て傀儡だったと言われています。

それもそのはず、本来庶流である家和系統の当主は、成立スタートから分家当主・家兼の支持を必要としてたんです。

次男・家和と五男・家兼は「黒い表現」だと「家督乗っ取り一蓮托生仲間」で対等の関係。

むろん「龍造寺家が生き残るため」という大義名分の元での行動なので、本人たちはガチ本気で罪悪感はなかったはず。

家和が死に胤久が当主となったのですが、家兼が何せ現役で長命でして・・・( ̄ω ̄A;アセアセ
実力的にも胤久の村中家を凌いでしまいまして・・・( ̄ω ̄A;アセアセ
とはいえ主導権を握られっぱなしの村中宗家家臣も面白いはずがないわけで・・・( ̄ω ̄A;アセアセ

その微妙な空気を変えたのが「田手畷の戦い」でした。

家紋・竜造寺(竜造寺家紋)

ここで重要になるのは、そもそも龍造寺は肥前千葉氏の被官だった!って点です

その肥前千葉氏が衰退し「少弐サイドで嫡流の西」と「大内サイドで庶流の東」に分裂。

特に嫡流・西千葉は直系男子が絶え、少弐一門の横岳から当主を迎え・・・実質、少弐の分家状態。

本来の主君・西千葉の要請で出陣し戦う事は、少弐の利にも叶う事であり、
龍造寺は何となくの成り行きの少弐被官化なぅ~

田手畷の戦いで鍋島の赤熊武者の活躍もあって、少弐側の勝利に終わりました。

喜んだ少弐氏は、宗家・村中龍造寺の頭越しに、分家である龍造寺家兼に領地を与えた。
領地拝領もしくは安堵・・・この時点で龍造寺家兼は正式に少弐被官となった事になります。

官位は太宰少弐、元鎌倉幕府の鎮西奉行、腐っても北九州支配者の少弐の被官です。

村中の胤久さん「 ガビョ━━━(゚ロ゚;)━━ン!! 地味だけどワシだって一緒に出陣してたのに(´;ω;`)ウッ」

少弐が、嬉しさのあまり配慮を忘れただけなのか、裏に何かあったのかは不明です。
が、龍造寺家兼を分家ではなく一武門の家と扱ったのは紛れもない事実。

この戦いの後に、龍造寺内部に亀裂が走るのを恐れた胤久は出家。
さらに総領家・・・宗家の座を龍造寺家兼と、その息子・家門に譲りました。

田手畷(1530年)以降、対外的には水ヶ江龍造寺家が公式宗家です(=^・ω・^=)v ブイ

家紋・少弐(少弐家紋)

後に龍造寺隆信によって滅亡する少弐ですが、
何と言いますか、1530年で既に思いっ切り揉める種を撒いちゃってます~~( ̄ω ̄A;アセアセ

田手畷で家兼76歳なんで、直後にポックリ老衰で逝ってたら龍造寺家は完全に分裂してたかもです。

家兼の嫡子は家純で、家門は次男です。記録は少ないですが息子二人とも「出来た良い子」だったみたい。

父・家兼の意向でしょう、家純は弟・家門を己の養子にして水ヶ江を継がせてます。

家純には男子がいたにも関わらず・・・です。ここでも変則家督相続が起きているという事です。

家兼一代の間に宗家の座・当主の座が二転三転してて、しかも表向き揉めてないってのは、ちょっと珍しいです。

龍造寺家兼という人物の器量が、相当なものだったのでしょう。



さて、被官にはなったもの、少弐の衰退は留まるところ知らず^^;

もはや龍造寺が貢ぐ一方で、WINWINの関係は成立しない~
家兼ジーちゃんは脳内エア算盤を弾き始めるのだが、それは・またの話 by^-^sio
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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