FC2ブログ

龍造寺家兼_32【少弐】最期の和睦【大内】

肥前龍造寺家とは実にタフな一族だ。

生き残るために最初は当主を替え、次は宗家の座を分家とチェンジする。

九州郷土史&国人領主に魅了され足掛け6年・・・今まで様々な国人をリサーチしてきた。

だが龍造寺家のような、生き残ることにかけて、これほど変幻自在な国人は初めてだ・・・!

これは、やはり肥前千葉氏が西と東に分裂したことと、無縁ではないように思う。

通常は宗家or主家を残すために、トカゲの尻尾切りの如く、分家や家臣が犠牲になったりするものだ。

でも龍造寺は、複雑な肥前の政局変化に合わせて色(当主・宗家)を替える・・・まさにカメレオン。

佐賀藩鍋島家は、初代藩主・勝茂が、龍造寺宗家を継承した事になっている。

日本史上、この極めて珍しい無血の政権移譲は、藩祖・鍋島直茂の異能もさることながら、
主家がカメレオン体質・龍造寺家だからこそ可能だったのだろう。

龍造寺にしてみれば愉快な事ではないが、
一族一門存続最優先のために「宗家チェンジ」するのは、鍋島が初めてでは無かったという事だ。

もっと驚くのは、そのカメレオン手法を龍造寺家兼が一代で完成させた事だ。

分家当主でありながら、家督・宗家という武家の根幹に関わる事に、
やたらフットワークが軽いのは、どういうことなのであろう。

分家だからかなぁ~島津も「分家は言う事聞かない」がテンプレ化してるし,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!

この面白い国人が、中央近くやカオス信濃あたりに産まれていたなら、一体全体どうなった?(*´pq`)クスクス

少弐オンリーワンの忠義家臣・馬場頼周が、龍造寺家兼を警戒し疑ったはずです。

主家命の馬場には、家兼の家督フットワークは理解不能だっただろう。

その龍造寺家兼が、大内と少弐の和睦仲介をした。

家紋・竜造寺(龍造寺家紋)

1534年10月、少弐退治のために大内義隆が自ら兵3万を率いて九州へ出陣、大宰府を本陣とした。

大軍で一気にカタをつけるつもりが、少弐は息子・冬尚が攻めづらい事で定評のある蓮池城に逃げ込む(-ω-;)ウムム

長期戦を嫌った大内は、急きょ和睦に方針転換し、使者を家兼の元へ派遣したんです。

家兼は、千葉興常、千葉喜胤、波多下野守の3人へ、
「中国の軍兵雲霞の如し。然るに此度は千に一つの勝利も得られますまい。和融に及び居城を渡されれば、一には公儀への忠心、二には敵味方諸人の安堵、三には累代の名家を相続あり、これらの大幸を為します。然るに御辺らは少弐氏の近臣なれば、これを宜しく評議致され」と申し送った。

これは「大内義隆の命を受けての発言」との風聞が立ったそうだ。

そりゃそうだろうなぁ~千葉興常は東千葉初代で、長年に亘り少弐サイド西千葉と敵対してたんだもん。

どういう基準で「近臣」カテゴリに入れたんだか、北肥戦誌読んでるシオも訳わかんないぉ(爆

喜胤は興常の息子なんだけど・・・( ̄ko ̄)<親子関係最悪だったそうでつ・・・

波多下野守・・・・パス!,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!
波多は複雑で分らん~~諱が一文字って時点で既にクラクラするし~~~

とりあえず1530年田手畷の勝利で少弐が一時盛り返した際に、波多家へ少弐資元の子が養子入りしてます^^b

歴史を紐とくに、この和睦が、少弐が生き残る最期のチャンスでした・・・

家紋・少弐(少弐家紋)

知らせを聞いた少弐資元曰く「大内と当家との怨恨は一朝一旦の事ではない。御主らが存ずる如く、大内は先祖累代の難敵・・・殊に父の仇である。幸いにも義隆は来陣した。此の上は我が屍を野首に晒すとも一戦に及び、勝敗を決する外なし。されど、また案ずるに、我が憤激の為に万人を死なすも流石に不憫である。求めに応じよう」と述べた。

和睦を受け入れた少弐親子は、勢福寺城を明け渡した。

少弐と大内の和睦を聞いた大友家も、元々「少弐支援」で北九州に首を突っ込んでいたし、
肥後の謀反を鎮圧しなきゃだし、豊前での陶との戦で危機一髪セーフだったし、
てな事情が重なり大内と和睦した。(和睦条件などの正式批准は数年後)

大内義隆は周防へ帰り、陶親子は肥前から大宰府駐屯生活に戻り、
1534年が終わったのだが、それは・またの話 by^-^sio
スポンサーサイト



テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
490位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
92位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR