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【決戦前夜】江上表・八院合戦編7栞90

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薦野成家(こもの しげいえ)~生年月日が不明のため年齢は分らない。

上席家老・薦野増時(こもの ますとき)の嫡男で弟が3人いる。

成家は主君・立花宗茂の実妹を妻に迎えているが、それは親の七光りではなく彼自身の功績です。

成家の武勇が広く諸国の大名に知られるようになったのは「朝鮮の役」だ。

立花宗茂の朝鮮での活躍を支えた手柄で、宗茂は咄嗟の褒美として成家に金軍扇を与えている。

成家の諱も、正成(まさしげ)と名乗っていた宗茂から、一字拝領(偏諱)したものだ。

朝鮮で左ヒザに矢傷を負い、その後遺症で左足をひきづるようになったのだが、
指揮官として馬上で采配を振るう分には、問題無かったらしい。

さらに関が原~大津城攻撃では、先鋒として西軍の中では大津城一番乗りを果たしている。

大津での手柄に対し、宗茂は立花の与力で縁戚の筑紫広門から貰った名馬二頭を成家に与えた。



薦野成家は「江上表八院の戦い」では、後方守備に配置された。

さきの大津攻撃で先鋒だったため、兵士の損耗が激しかったから、今回は後方に回されたんです。

1600年10月19日、親子合流した鍋島軍が城島城を落城させる!

支城、城島城の城主は薦野増時。

くどいようだが本城の柳川城の守備に入ってるんで城島城は捨て城です。

にわかに動員した大軍の鍋島だが、14日出陣から1週間で立花の支城を2つ落としているから実戦経験がつくかと云うと、なかなかそうは行かないんだなぁ~~

しいて云うなら、初心者が鉄砲を撃つには良い訓練ではあるが、
捨て城だから反撃が殆んど無いし、動かない城に向けて撃つのと、向かって来る敵に撃つのとでは恐怖がまるで違う。

軍の作戦や配置も城攻めと野戦では動きが全く違うから、江上表八院がぶっつけ本番なのには変わらないんです(トホホ


さて話戻って薦野成家ですが、酒見城(福岡県大川市)と筑後川沿岸警備をしていたところに、城島城ピンチの報告を聞く。

落ちるのが前提の支城だが、黙って見ているのもシャクだ。

「一当てすべし」と300ほどを率いて城島へ向かった((((((((((っ´▽`)っヒャッハ~ 

そして榎津(えのつ~ここも同じ大川市)まで来たところで、鍋島軍の隊列3000ほどに遭遇する。

成家の度胸が凄いのは、僅か10分の1の兵力で未だ無傷の鍋島を攻撃したことだ。

鉄砲を撃ちかけ軽卒を放った!

これに驚いた鍋島軍が簡単に崩れて、アレヨアレヨと20数名が討たれてしまう。


鍋島家紋

鍋島側の記録が曖昧なのは、立花に突かれるたびに隊伍が乱れてしまうのが恥ずかしかったからみたい。

鍋島軍は現役兵12000で普段は後方控えの予備役20000の合計32000。
(通説に見合うように、強引シオ的解釈^^;)

予備役を如何ほど集めても、出来上がる軍隊は2流でしかない。

彼らが現役兵と肩を並べるには、あくまでも実戦経験を積むしかないんです。

ふだん後方守備でも武士ならマシだが、農民や水夫なんかも非常時動員をされているはずだ。

農民は、武士のように鍋島に対する忠義心(代わるものとしては功名心)には疑問符あるし、
何より「江上表八院合戦」は領外遠征で、自分の生活が脅かされるような国土防衛戦でもない。

だから彼らの士気は不安定、勝ちに乗じているときは集団心理の勢いで何とかなるが、
自軍が不利、となると恐怖が先に立ち逃げてしまい、持ち場を守るという事が出来ない。

指揮官(鍋島家臣の誰か検索しても出ない~)が声を枯らし、
必死で崩れた隊伍をまとめた時には、戦果を手にした薦野成家の隊は退いてました( ̄ω ̄A;アセアセ

城島落城の報告で、鍋島が城島方面から来ていることが明確になった。

現代地図を参考にしているので書かれていないのだが、1600年当時は江上表と八院の間に川があったらしい。

宗茂が天正15年(1587年)から灌漑工事を初め、関ヶ原後に柳川に入った田中吉政が引継ぎ完成させた。

そのため現代では地形が変わり、川の痕跡が分らない(古地図も無さそう)

立花宗茂「この方向から来るなら、鍋島の本陣は五反田あたりになるな」
(大軍が布陣するとなると、自ずと場所は限定される)

野戦軍総大将・小野鎮幸「はい、江上表から押し出して来ると思うので、我らは川の反対側、八院に陣を敷きます」

さらに別の報告で如水軍が水田口(現在の筑後市付近)を目指して進軍していることを知った。
(加藤清正も同じく水田口を目指していたのだが、如水の方が先に来ると思っていたらしい)

如水への牽制として、薦野成家が兵300を率いて水田に向かうことになった。

ちなみに水田の地名は現在も残ってます^-^

10月20日早朝~両軍が対峙し決戦の火蓋が切って落とされる

それは・またの話 by^-^sio

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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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