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【山と川と八代と】相良氏、義陽編5

相良と言えば、人吉のイメージだろう。
が、実は義滋、晴広、義陽の途中までは、八代城(当時は古麓城)が相良の本城だった。

そして相良家では、八代と人吉を分割統治し、相良当主が人吉と八代を往来していました。
これには大きく分けて「地理的要因」と「政治的要因」の二つがある。

九州は「火の国」阿蘇山、霧島、桜島、島原と名だたる活火山がある。
とうぜん険しい山々が多い。
肥後でいうと阿蘇山系と九州山地。
八代と人吉の間には九州山地に含まれる1000mクラスの仰烏帽子山がある。

それだけでなく盆地である人吉は、北部は八代・球磨山地、東部は九州山地、南部および西部は肥薩火山群(国見山地)に囲まれている。
九州自動車道と肥後トンネルが完成するまで、山越えルートはガチ命がけだったんじゃないだろうか^^;
となると陸路の南北より、物資人馬流通の要路として東西の河川流域が発展するのは自然の流れ。

そして河川流域(物資流通)を抑えた者が、台頭する。
球磨川沿いに進出してきた(であろう)相良氏が、八代を手に入れてたのは義滋の父・長毎の代だ。
八代を手に入れた最大の利点は「港」を手に入れた事だ。

地図・天草関連

義滋~晴広にかけて明との交易ルートを確立し、交易港保護のため天草諸島の国人たちを支配下に治めた。
明との交易が安定するまで、|港|_ ̄)じぃー ってのもある。
八代城下は、相良家の財政を支える「商都」としての役割を担う事となる。

あと北肥後が政情不安定で定期的?に謀反が起きてし、豊福城のことで名和と揉めてたので、その対応対策もある・・・
となると八代が本城というのも頷ける(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

それと八代という土地そのものが特殊だった。
八代は「惣国一揆」という国人・豪族の連合体。
正式名「八代談合衆中」という相良家臣団とは別組織だったんです。

下手に代官を派遣して支配しようとすれば、肥後国人に謀反された大友の二の舞。
人吉と八代には別々の奉行を配置し、定期的に相良当主が八代現地に赴く(年に2、3回)・・・
という、細やかな配慮が必要だったんです。

が、上記の事情があるとはいえ、八代ばかりに比重を置くのは(・A・)イクナイ!!
何といっても人吉は「父祖伝来の本貫地」なのだ。
そこで人吉城の方には、相良家当主の妻子を置いて、八代と人吉を行き来する・・・って形になった^^b

少年当主である義陽も勿論お出掛け~「初めての御使い義陽バージョン」~
ではなくて、ママン内城(ないじょう)の同伴付き(*´艸`)クスクス
ちなみに内城は夫・晴広の死後に落飾して尼になってるはずなのだが、尼号では呼ばれず、そのまま内城と呼ばれていたらしい。

ママンにすれば、年少で当主となった義陽が粗相しないか心配で堪らなかったのだろう。
かなり大人になってからもママ同伴だったらしいが、、、それはマザコンじゃないと思う。

申すも憚れることであるが・・・( ̄ko ̄)<不意の暗殺を恐れたんじゃないだろうか・・・

くどいようだがパパン晴広は養子、しかも義陽には同年・同日生まれの弟がいる。
その弟・頼貞はパパン晴広の決定で「10歳になったら出家」ってことで寺院入りしてます。
でも何事か企む輩が出ないとも限らず、ママン内城はトッテモ心配だったんだろうなぁ~って思います。

そして義陽が八代に赴く間、人吉城代だったのが実祖父・上村頼興。

家紋・相良


上村頼興の人吉城代の務めは義滋・晴広の頃からです。

それとパパン晴広と義陽時代の奉行がコチラ↓

球磨奉行:深水頼金・東長兄・丸目頼美
八代奉行:東山城守 ⇒東左京進
     高橋下野 ⇒高橋駿河
     蓑田美濃守・蓑田三浦介&蓑田筑前

話の進行上、彼らの出番もありますので宜しくね^^b

1555年という覚えやすい年の8月12日にパパン晴広が43歳で病死し義陽12歳が家督を継いだ。
実は初名は頼房なのだが、普通の人(相良オタ以外)は絶対コンガラガルので、義陽で呼び名を統一します
(ウキペディアも義陽で検索するようになってるんで)

グランパ上村は義陽の後見役となると、相良家中で「大殿」という敬称で呼ばれた。
16代当主・義滋が存命なら、義滋が呼ばれるべき敬称で、グランパの権勢の大きさを表している。

この上村頼興が年少の義陽に代わって、相良の内外の政務を執るのだが、それは・またの話 by^-^sio
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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