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【考察1~神代勝利、戦国大名化計画IF7】龍造寺隆信「覇」の巻21

1558年初冬(推定)の筑前、安楽平城主・小田部鎮元VS神代勝利の話。

実は北肥戦誌(九州治乱記)、監修様所蔵の二次史料、筑前側(原田氏など)史料、安楽平城史、大友側史料・・
これら一切に記述がありません。

記述があるのは、三瀬村史と富士町史(共に佐賀市所蔵)のみで、同じ町史でも大和町史には記述なしです。
記述あり町村史の大元の出典は、おそらく「神代家伝記」+「三瀬における伝承」でしょう。

神代家伝記は江戸中期(正確な年度不明)神埼郡三瀬の長谷山観音寺住職が書いたものだと言われてます。
原本は残っておらず、現在あるのはシャボン・・・写本だとか。
成立が江戸中期なんで、当然の如く「佐賀藩特有の法則」、大人の事情と配慮と気配りと遠慮が施されてるのは容易に想像がつきます( ̄ω ̄A;アセアセ

が、大名として残る事が出来なかった大友家の配下の国人で、しかも隣の筑前なら何処からもノンクレーム♪ヽ(*´∀`)ノ
「おらが殿様」を語り継ぐうちに話が盛られた「神代勝利がヒーロー・三瀬村の伝承」を、
___φ(.. ) カキカキっと、そのまんま家伝に記したと思われます。

あ、もちろん三瀬村史でも心得てて「信憑性が怪しくても突っ込みしないぉ、村史の意義として伝承は全部残すぉ(´・д・`)シオ意訳」って前置きしてます^^b

家紋・大友 大友家紋ロゴ

なので、野暮な突っ込みなのは重々承知してるんですが、考察なんで御容赦を~( ̄ω ̄A;アセアセ
1558年といえば、キングオブ九州・大友家は絶頂期・最盛期を迎えんとする頃でして・・・( ̄ω ̄A;アセアセ
その大友家を差し置いて、筑前大友五城の一つである安楽平城主が、神代勝利に対し領地安堵を願うなど200%以上ないです。
てか博多・福岡に逃げたってのも200%ないですな ( ゚Д゚)y─┛~~

大友家が大事に保護してる商都・博多に逃げ込むなんてアホな事したら、城主・小田部鎮元の地位がヤバいです。
逃げたのが史実なら、逃げた方角は糸島市方向になるはずで、泣きつくなら筑前方分・臼杵鑑速が領する柑子岳城。
神代家伝記が書かれた江戸中期には、とっくに廃城になってるんで人々の記憶から抜けてたでしょう。
たぶん、もし筑前で逃げるなら~~と咄嗟に思いついた地名を書いただけ,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!

安楽平城・小田部鎮元と山内の神代勝利が国境で揉めたのはホントだと思います。
(互いの兵数も伝承の中で盛られてそうだが・・爆)
神代勝利が勝ったのもホントだと思う・・・戦の経過が具体的ですから^^b
ただ後はイイ感じで互いに妥協し、国境を定めて穏便に治めたんじゃないでしょうか。

で、肝心の「神代勝利戦国大名化」の可能性ですが「あった」と思います
それには、もう少し諸条件が整う必要があるんですが、そこらを無視して要となるのは「龍造寺隆信を倒す」です。
でもって、倒すチャンスはありました。

それが金鋪(名尾)峠での決戦です。
後にも先にも、神代勝利が龍造寺隆信を倒すチャンスは、この一度限り!

自分が、そう考えたのは実は「金鋪(名尾)峠での決戦」で龍造寺隆信勢が動員した兵数の記載が無い事からでした。
ネタバレが出ちゃうけど考察なんで・・・(以下略)

北肥戦誌はともかく、三瀬村史にも富士町史にも龍造寺勢の兵力が書いてないという事は、大元である神代家伝記に記載がないという事です。
ヒーロー神代勝利の鮮やかで華麗なる勝利に対する具体的な兵数を書かない理由は、ただ一つ。
「佐賀藩特有の配慮が働いた」です。

双方の兵力に差があればあるほど、負けた龍造寺隆信がカッコ悪い。
隆信のカッコ悪さを目立たせたくない理由として考えられるのは「鍋島勢も一緒に従軍してた」です。

もし鍋島が敗軍となった龍造寺のピンチを救ったのなら、その場合なら具体的な数字が出ます。
でもそんな活躍場面はなく、おそらく土地不案内の山内を、ひたすら逃げたんでしょう。
神代家伝記が書くのを遠慮するほどに・・・・( ̄ω ̄A;アセアセ

三瀬村史では、この後における神代VS龍造寺・川上の戦いで、双方の実力が互角だ・・・って書いてます。
が、自分は「金鋪(名尾)峠の決戦」の段階で、互角どころか既に双方の動員能力に差が出てたと考えてます。
てことでシオ流「金鋪(名尾)峠の決戦・考察」なのだが、それは・またの話 by^-^sio
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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