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【致命的敗北?・川上合戦・終】龍造寺隆信「道」の巻15

神代勝利が「父として」「次男・三男の死に動揺」し、頭領の立場を忘れた言動をしたのは、
記録に残っている限りでは、後にも先にも川上合戦での「この時」だけです。

神代勝利曰く
今は何も期待することはない。
我が陣(本陣)を進めて(勝利が)討死し、長良(嫡男)を助けよう。

そう言うと神代勝利は、本陣の隊伍を崩し佐嘉勢に攻めかかった。
(出典:三瀬村史)

勝利公・・・・ (゜-Å) ホロリ

人物・くましろん~ 神代勝利イメージ画像

って、大将が討死しちゃダメじゃん!!Σ(´Д`;)

神代家臣が最前線に進もうとする勝利公を必死に説得 アタヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノフタ
本陣の後ろに回った佐嘉勢を蹴散らしo( ̄Д ̄θ★ケリッ!
「早く早く後ろ空けたから今のうちね!っね!山内へ引き上げましょう!!!(超意訳)」と申し出たので、やっと神代勝利も同意して退却した。

(以下、緑太文字は北肥戦誌より抜粋)
唯一、宮原口の長良のみ健在で(隆信の)旗本勢と叩き続ける。

父・神代勝利が本陣を割いて援軍した事で、嫡男・長良勢だけは何とか持ち直して奮戦を続けてたんです。
さら~っと北肥戦誌では流してますが、これってメチャクチャ凄いことです。
本陣が退却したって事は、嫡男・長良勢の状態を端的に、良く言うと「殿軍を引き受けた」悪く言うと「戦場に置き去り」です。

最前線で自陣がボッチになったと気づけば、どんな歴戦の猛者でも一瞬怯みます。
それを嫡男・長良は士卒たちを混乱させることなく、戦線を維持し続けてました。
史料が少ない神代長良は、父・勝利が「自分が代わりに討死してでも助けたい」と願うほどの逸材だったんです。

うにょれ・・龍造寺さえ台頭しなければ肥前は神代藩が・・・(._+ )☆\(-.-メ)ヤメンカ

これ(長良勢)に竹藪を隔てて戦う箇所があったのだが、佐嘉勢の馬渡信喜がこれを見て堀の岸を伝え寄り、藪越しに突き出された槍を6 、7本奪い取った。
更に龍造寺家臣・水町信秀らも奮戦により、長良は遂に討ち負けて山内へ退き始めた。
龍造寺勢はこれに追い縋る。
長良は血塗りの長身の槍を振り回し、敵を振り切るが逃れ難く見え榎木の下にて腹を切らんとする。


うぎゃぁああああああああああ!
神代長良が自刃したら佐賀藩の歴史(一部)が変わる!!!!

が、福島周防守、福島伊賀守、福島弾正忠、福島新三郎、神代兵衛尉、梅野源太左衛門、中島上総介らが長良を逃すべく敵に打ち掛かる。
そして次々と討ち死にし、江原石見守は生け捕りとなった。


嫡男・長良の生母は、神代勝利の実兄生母(勝利とは異母兄弟)の実家・福島氏娘でした。
それで長良勢には、福島一族が多数配されていたみたいです。

その隙に神代備後守は長良に走り寄って自害を押し留めると、藪の茂みに長良を隠すと自らは敵に打ち掛かる。
神代備後は福地長門の家人三名を討ち取ったが、福地勢に討ち取られた。

勝利らは、落人と見て群がり来る野武士らを追い払いながら熊川の城へと戻った。
長良もその夜に熊川へと辿り着く。


隆信は鉄布(現在の名尾峠)の無念を晴らせたと大いに喜悦し、勝ち鬨を上げると、下於保村にて生け捕りとした者らを処した上で佐嘉へ帰陣した。

人物・龍造寺隆信 龍造寺隆信イメージ画像

下於保という地名は今は残ってなくて、佐賀市大和町大字池上にある下於保公民館のあたりになります。
ちなみに今山合戦で夜襲前に龍造寺勢が一時待機したのも、この下於保村。
布陣するのに(・∀・)イイ!感じの場所だったみたいです。

一説に勝利次男・種良は生け捕りとなって処されたとも、
(生け捕りにされてた)江原石見守は処される際に、不意に立ち上がると太刀取りを蹴り倒して、その喉笛を食い千切ったとも謂われる。


龍造寺隆信が喜悦したのも当然です。

神代勝利は次男・三男だけでなく福島一族・神代一族を多数失ってます。
言いづらいけど雑兵って、何だかんだと補充が利くんです~( ̄ω ̄A;アセアセ
ですが馬廻り衆とか各家臣の当主・嫡男・重臣といった将校クラスを失うと、人的損害から立ち直るのに数年単位かかります。
(次世代の跡継ぎである子弟が成長するのを待たなきゃならないから)

比較するなら神代勝利が蒙ったダメージは、

少弐の陰謀で抹殺されかけた龍造寺の受けたダメージ以上、
沖田畷で敗北した龍造寺のダメージ未満ってとこです。

沖田畷未満なのは、大将で現役当主である神代勝利が生きて戦線離脱してるから。
それでも一年や、そこらで回復できるようなダメージじゃありません。

普通は。

神代勝利と山内勢の底力は、普通じゃ有り得ない速さで大敗北のダメージから復活した事なのだが、それは・またの話 by^-^sio

次回「おらが村のjk」データ整理の為、またまた間あきます♪ヽ(*´∀`)ノ
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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(´・д・`)

そうでしたか・・・

対してお役に立てなくて申し訳ありません。。。ショボーン..._φ(・ω・` )

購入

おお~遂に購入されましたか^^/

自分は所蔵してなくて、全文は読んでないので、どりとる様の方が読了したら詳しくなりますね^^

No title

石丸備後と私の関係の弥次郎は、没年が違いますから
別人ですね。しかしなんだかんだで関わりは深いようなのですが。
石丸備後の系図中に安之というものがいて
私の関係にも安之というものがいます。
永遠にわからないことのようです。
追い求めるのをやめます。

No title

北肥戦史買いました。今日から読みます。
大西豪先生ともお話ししました。
プロフィール

時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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