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~前篇~四・龍造寺隆信書状---鶴田家文書(嫡流家)

自分が松浦党の中で一番好きなのが、上松浦の鶴田氏です^-^
古文書は全部で75通で、戦国時代は4通目から。
しかも永禄年間からですので、それ以前の鶴田家(嫡流)の古文書は僅か三通しか残ってません。

西肥前のデータが少なくてリサーチに難儀しましたが、
鶴田家のように、そもそも現存する一次史料が少ないんでしょうネー(*´・д・)(・д・`*)ネー
では戦国時代から行きます(`・ω・´)キリッ

ううううううううう(´;ω;`)ウッ
レ点も一、二もない、文節だけは句読点があるけど、読み下しの順番があってるか超不安(´;ω;`)ウッ
慣れるしかないのネー(*´・д・)(・д・`*)ネー



龍造寺隆信書状

急度申候、有馬衆、一両日中、至藤津着陣之由、到来候條、
※きっと申し候。有馬衆、一両日中に藤津に至り着陣の由、到来し候條、

我等事、此表衆以同意、来廿日ヨリ、横辺田表エ可致着陣之覚悟候、
※我ら事、この表へ、衆、同意をもって、来(きた)る二十日より、横辺田表(おもて)へ着陣の覚悟を致すべく候。

左も候者、其表衆被仰談、可有御乗陣事、可目出候、
※さも候(さうらへ)ば、その表へ、衆に仰せ談じられ、御乗陣あるべきの事、目出(めづ)べき候
(候に付随した「者」は、人ではなく接続助詞でして、この文字は「ば」と読みます)

行等之儀ハ、重畳、従陣所、可申入候、萬□□□御心懸、可畏入候、
※行(こう)らの儀は重畳(ちょうでふ)、陣所より申し入るべく候。萬(よろづ)に□□□、御心懸(おんこころが)け、畏れ入るべく候。

猶期後音之時候、諸吉、恐々謹言
猶(なお)後音(こういん)を期(ご)し候、諸吉、恐々謹言

(永禄九年)
閏八ノ十六     隆信(花押)
(奥上書)
「            龍山
 田越殿まいる   隆信」


語句解説
藤津
-------現代の藤津郡と戦国当時の藤津郡は範囲が違い、鹿島市あたりまでが藤津郡でした。
    龍造寺勢が侵攻してくるのは、主に鹿島市側です。

横辺田
------長崎県じゃないよ。杵島郡大町~昔は横辺田って呼ばれてて江戸期には代官所ありました^-^

諸吉、恐々謹言
------諸吉は吉祥句かな?後は結語です^-^

龍山
------龍造寺山城守を略して龍山=龍造寺隆信のことです

田越殿まいる
------鶴田越前守前のことです「まいる」は、「○○さんへ」って事。

閏八ノ十六
------旧暦なんで閏の年ではなく、月になります。閏月は毎年変化します。
    逆を言うと閏月が何月だったかをヒントにして(専門家は)年号を特定します^-^。

(奥上書)
・・・?
( )内は文書形式のはずだけど聞いた事ないな・・・

奥・・上書?・・・いや奥上か?
日付の次に署名と花押・・・・・・・( ゚д゚)ハッ!!
奥上署判・・・これ下文(くだしふみ)だ!
上位者が下位の者へ送る時の命令文書形式。

いっけん丁寧そうだけど、龍造寺隆信は、鶴田前(つるた すすむ)に対して上位者として振る舞ってるんだ。
ぅにょれ、龍造寺・・・(._+ )☆\(-.-メ)チガウ!

てことで古文書において、文書形式を理解することは、すっごい大事なんですよ~
長文になったので、意訳と考察・・・それは・またの話 by^-^sio
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: ふぁいっ

カタカナ・・・

江戸期に入った文書の方は判らないですが、それ以前だと注釈じゃないでしょうか。
武家様文書の漢文は中国人が??の和製漢文(=変体漢文)なんです。

で、置き字という読み下しスルー漢字や、ここにある「候者」の「者」のように助詞として扱う漢字もあります。
で、他に変体仮名という謎の崩し文字があったりと、いろいろルールがあるんです。

で、現代の漢字におきかえることが出来ないのなんかを注釈でカタカナにしてるのかな~と・・・
まだビギナーなので、このくらいの返事しか出来なくてすいません^^;

ふぁいっ

こんばんは。弊ブログにコメントありがとうございました。すごく嬉しくて、舞い上がりながら仕事してました。

質問です。時々カタカナが書かれている文書がありますが、これは当時からのものですか?注釈ですか?

ぶんぶん偉そうな龍造寺君気分でお聞きします。えへん。

つねまる様

> キリッとしたのに残念。
まだビギナーなんで色々手間取ってます^^;

> 前回コメントすみません。私、大阪なので九州にはフェリーに乗って夜出て早朝到着。
大阪でしたか^^
空港にJRに色々とアクセスが便利で羨ましいです^^

> ですので、貴ブログで賢くなりたいです。
いや~自分は興味ある事なら徹底して調べる代わりに、常識的なことを知らないで恥かくアホです^^

> 疑問なのですが、「詳しい事はこの手紙持った〇〇が言うからね」と頻繁にあるのは、お手紙を奪われる恐れがあるからなのでしょうか?

ですね^^
あと使者が手紙を紛失した時の予防。
さらに後々の証拠として残したくないとか。
筆跡を盗まれないようにとか。理由は様々なようですよ^^
安堵関係は逆に恒久性があるので残すことを想定してます。

えー

こんばんは。

キリッとしたのに残念。

前回コメントすみません。私、大阪なので九州にはフェリーに乗って夜出て早朝到着。
財布と相談せず「あ、乗ってもーた」を繰返すあほーです。
ですので、貴ブログで賢くなりたいです。

疑問なのですが、「詳しい事はこの手紙持った〇〇が言うからね」と頻繁にあるのは、お手紙を奪われる恐れがあるからなのでしょうか?





プロフィール

時乃★栞

Author:時乃★栞
筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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