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5_着到状_上申文書---古文書学のススメ

着到状(ちゃくとうじょう)とは
地元の御家人・・・つまり国衆が、幕府や上位権力の催促(出陣命令)を受けて応じ、
あるいは自発的に、いち早く馳せ参じた事を記して提出する文書。


上位者に提出するんで古文書学では上申文書のくくりなります。
これはナントカ番などの、常勤では提出しません。
常勤を無事に果たした場合は、勤務完了証明書的な文書が上位者から交付される。

従って着到状は、臨時の大事に際して出すというのが特徴です。

えっと文書提出の流れを細かく書くと __φ(.. ) メモメモ
1_馳せ参じた国衆が着到状を担当部署に提出
2_受付担当者が着到帳に馳せ参じた国衆の姓名を__φ(.. ) カキカキ名簿登載
3_担当者から着到状が上位者へ提出
4_上位者が着到状に確認した証として証判する。書き方⇒「承了 花押」
5_証判した後に着到状が提出者に返却される⇒国衆厳重保管(`・ω・´)キリッ

名簿登載してもらうのも大事ですが、
一番肝心要は着到状に上位者から証判をもらうことです。
後日、恩賞や安堵を請求する時に、間違いなく従軍してた証として主張の根拠となるからです。
証判をするのは、その時、その軍事集団の、軍事統率者(総大将)です。

これまでのように書式を書いてないのは、
南北朝から室町時代に入ると、戦が増えてイチイチ丁寧にやってられなくなって、
一回の報告の中に、いろいろ混ざっちゃうからです^^;

とにかく着到状は、安堵や恩賞につながるので、被官関係の証となる文書の一つなわけです。
・・・てことで、龍造寺家文書の再チェック決定です・・・il||li _| ̄|○ il||l

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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時乃★栞

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筑前・筑後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩に気合いバリバリ。
豊前は城井と長野が少し。豊後はキング大友関連のみ。

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